20歳学生投資家 投資ブログ

投資は自己責任になります。ソーシャルレンディングに関して肯定的に記事を書いていきます。

人道的支援は果たして正しいのか・・・新たな観点を与えてくれる本「戦争にチャンスを与えよ」

 

戦争にチャンスを与えよ (文春新書)

戦争にチャンスを与えよ (文春新書)

 

 

戦争が始めると人道的支援の観点から、

国連、国、NGOなどが様々な手段で現地に赴き介入をしています。

私達はメディアや政治家に言われるがまま、

それは「正しい」事と信じてしまいがちです。

しかしそれは本当に「正しい」のかを、もう一度考えさせられる本です。

本の紹介

 タイトルが非常に刺激的で、

それだけで「ヘイワ主義者」の方々は、

不快な気分になってしまう方もいると思います。

しかし、この本で言っている事というのは

①国連・NGO・他国の介入が

     戦争を長引かせるのだ(帯より)

②「決定的な勝利」と「戦争による疲弊」

という二つ終戦要因が阻止されるからだ。(p57)

①②の観点から戦争を行っている当事者国同士で、

解決するチャンスを与えよという意味です。

  本書では事例を交えながら説明をしています。

全てではありませんが

それについて触れている小見出しのみ記載

無責任なドイツのクロアチア独立承認(p20~)

NGOの無責任ぶり(p25~)

ツチ族フツ族

国連難民救済事業が

     ハマスの武力闘争を支える(p27~)

米国はイラクの経験から何も学ばなかった(p30~)など

また先進国で起こっている少子化の原因についても触れ、

その理由としては

「生命の法則」とは、端的に言えば、

「男は戦いを好み、女は戦士を好む」というものだ。

(中略)この法則が拒否される国々で

少子化が起こっているのだ。(p168)としています。

 感想

戦争に関して

 国連・他国・NGOの介入が

戦争を長引かせるのは事実だと思います。

何故ならば、

この3つの団体が兵站行為を行うからです。

 例えば医療行為を行った場合

①軽度なケガの兵士は戦場に行けるようになる

②軽度なケガの民間人は、兵士の為の武器を作ったり、

食料を作ったりする事ができるようになる。

 

これらの影響によって

救済した国に加担することになります。

これがどちらか片方あれば戦力に「差」が生まれ、

本書の通り戦争が終結するプロセスに向かいますが、

この3つの団体は双方に対して支援を行うため、

戦争が長期化してしまうのです。

国境なき医師団が政府軍にも攻撃されてしまうのは、

そういった側面があるからではないでしょうか。

 もし人道的支援を行うのであれば、

長い期間、軍と金を提供する

「責任」と「覚悟」をもって

取り組んでいく必要があると思います。

そうでなければ私たちの

「善意」がより多くの命を奪ってしまう事を

忘れてはならないと感じました。

少子化に関して

イスラムの文化にも触れられていたので、

生命の法則の中には昔ながらの考え方

夫は仕事、妻は家庭というモデルも入るのではないかなと。

その昔ながらの考え方を捨てた国で出生率が下がっていると。

これは賛否両論あると思います。

 

私はある意味では正しいのではないかなと思います。

独立行政法人経済産業研究所によると、

 

 女性の労働力参加率の高さは、OECD諸国平均で、依然として低い出生率と結びついている。

仕事と家庭の両立度が高いと、出生率は増加する。

「仕事と育児の両立度」と「職の柔軟性による両立度」は、ともに出生率を増加させるが、後者が与える影響のほうがより大きい。

女性の労働力参加率増加の出生への負の影響は、仕事と家庭の両立度が高いほど減少し、両立度が十分高ければ効果は0になる。

女性の労働力参加率増加が出生率に与える負の影響は、「職の柔軟性による両立度」に依存しており、この両立度が高まると弱まるが、「仕事と育児の両立度」には関係していない。

「仕事と育児の両立度」は、5歳未満の子供を対象とする託児施設の利用度や、育児休業とその所得保障に関する両立度である。これに対し「職の柔軟性による両立度」は、フレックスタイム勤務の普及度や、質の良いパートタイム就業を表すと考えられている自発的パートタイム就業の普及度を含む。

https://www.rieti.go.jp/jp/papers/journal/0604/rr01.html

簡潔にすると

①女性(専業主婦)の労働参加率増加は

負の影響だが、「職の柔軟性による両立度」で中和できる

出生率に与える効果の高さは 高質なパートタイム>託児所

(職の柔軟性による両立度)>(仕事と育児の両立度)

 

日本が推し進めている

待機児童問題解消などは

出生率に与える影響は低いという事。

 

予算は限られていますので

夫の育児休暇を取りやすくして、

妻が時間給で働きやすい環境を整え、

配偶者控除を増加させ、

質のいいパートタイムで働けるような

社会づくりをする事がより望ましいといえる。

 

女性権利団体からの非難もあるとは思いますが、

現状では男性が子供を産んだり、

人工子宮などは技術的には困難ですから

国家の繁栄や年金などの

社会保障の問題を考えるのであれば

仕方ない部分もあると思います。

性差を考慮した平等を目指しましょうという事です。

夫が家計を守り、

妻が家庭を守ると。

戦争に関して、少子化に関して

コメント欄で皆様の意見を聞いてみたいですね。